MultiCASEプログラムはどのように生物活性(毒性)を予測するのですか?- 評価したい化合物がある特異的エンドポイントの生物活性(毒性)を有するか予測するには、適切なデータベースを用意する必要があります。例えば、げっ歯類の癌原性(carcinogenicity)を予測するためには、1つ以上の癌原性のデータベースを用いる必要があります。ある化合物を対応するデータベースを用いて評価した場合、MCASEプログラムは化合物がその構造式内にBiophoreを持つか検索します。もしBiophoreが見つかれば、MCASEはこの化合物を活性ありとして予測します。もしBiophoreが見つからなければ不活性と予測します。一般的に検出されたBiophoreは活性と判断された化合物と同様に不活性と判断された化合物にも認められます。この違いはBiophoreの強度(統計的処理から計算)を提示します。例えば、あるデータベースが50個のニトロソアミン(N-N=O)を含む化合物を有し、それらが全て活性ありとすると、 N-N=O (Biophore)は活性(毒性)予測に極めて関連の強い因子であることになります。一方で、ニトロソアミンを含む化合物の半分が活性で半分が不活性であれば、 N-N=Oを含む化合物が活性ありと判断できる信頼性は50%程度となります。
Biophoreとは何ですか?- Biophoreは生物活性と統計的に関連性が認められた化合物の部分構造のことです。例えば、ニトロソアミン(N-N=O)フラグメントの有無は芳香族および脂肪族化合物ともに変異原性(mutagenicity)と強い相関があります。関連用語として”Toxicophore”や”Pharmacophore”は、幾つかの毒性や治療エンドポイントに関連するBiophoreとして使用されています。”Stractual alert”もまたコンピュータを用いた毒性学に用いられる用語で、毒性エンドポイントとして注意が必要な部分構造(特に変異原性において)を示しています。
FDAと共同開発したデータベースについて教えて下さい。- MultiCASEのプログラム ではFDAの医薬品評価研究センター(CDER)と研究契約(CRADA)を締結して原則非公開のFDAデータベースを使用できます。現在Carcinogenicity in rodents、Teratogenicity、Maximum tolerated dose、MutagenicityおよびAdverse Effectsのデータベースを提供しています。これらはMultiCASE社のみが独占的に提供しております。
FDA/MultiCASE CarcinogenicityデータベースにおいてProprietaryとNonproprietaryの違いは何ですか?- ProprietaryデータベースにはNonproprietaryのデータベースと同じ化合物情報に加えて幾つかのProprietaryな化合物の情報が含まれています。Nonproprietaryデータベースに含まれる化合物の情報は公開されていますが、Proprietaryデータベースに含まれる化合物の構造式や名前は非公開となり見ることができません。また、ユーザーはProprietaryデータベースに化合物を加えたり、加工したりすることができません。
MultiCASE製品の価格を教えて下さい。- MultiCASE、CASETOXのソフトウェアは基本的に1年間のプログラム使用ライセンスをご購入頂くことになります。このライセンスには期間内のアップグレード、メンテナンス、サポート費用が含まれます。データベースは基本的に買い切りとなりますが、アップグレードには別途費用がかかります。価格の詳細については別途お問合せ下さい。


